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延命十句観音経 現代語訳


じっくかんのんぎょう
十句観音経

大乗経典観音経系経典に属し、わずか42文字の最も短い経典として知られる。

中国大陸ウイグル地方で成立した高王観世音経(高王白衣観音経)との関係が強い偽経だが、古来ただ何度も唱えるだけでご利益を得られるとされており、人気が高い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 楊柳観音像 白隠筆
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)


えんめい
じっくかんのんぎょう
延命
十句観音経


かんぜおん
観世音
観音様


なむ ぶつ
南無 仏
仏様に します


よぶつ ういん
与仏 有因
(私達には)仏様と が有り
※因:直接的原因


よぶつ うえん
与仏 有縁
仏様と えんが有ります
※縁:間接的原因・条件


ぶっぽうそう えん
仏法僧 縁 
仏法僧とのご縁(を大切にして)


じょう らく が じょう
常楽我浄
仏様の境地(を得ん)


ちょうねん かんぜおん
朝念 観世音
朝から 観音様(の功徳・姿・名)をおもいます


ぼねん かんぜおん
暮念 観世音
暮れても 観音様をおもいます


ねんねん じゅうしんき
念念 従心起
(観音様へのおもいは 一瞬一瞬 絶やさずに)
ずっと 心から こし続け


ねんねん ふりしん
念念 不離心
ずっと 心から はなしません



延命十句観音経と その効果

十句観音経:じっくかんのんぎょう に
延命(えんめい)の2文字を加え
「延命十句観音経」としたのは
江戸時代に臨済宗を中興された
白隠禅師です
.
白隠禅師は たとえ偽経でも
信じて読めば霊験があるとして
人々に このお経を 推奨されました
.
.
白隠禅師は
九州のある大名に対し
延命十句観音経の効果を記した
手紙を書いています
.
.
延命十句観音経を読んで
瀕死の重病人が 治癒した話
.
延命十句観音経を読んで
誅されんとした武将が 救われた話
.
延命十句観音経を口ずさみ
 地獄で途方にくれていた娘(お蝶)が
生き返った話など
.
.
手紙は3万字を超えるもので
その量からも
白隠禅師の熱心さが うかがえます 
.
.
なお この手紙は
延命十句観音経霊験記
として残され
現代でも読むことが出来ます


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