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法要

祭壇の写真

法要について

【法要】
法要とは 仏の教えの要点を知ることを意味します
これが転用され 今は亡き 故人をを弔う仏教儀式を意味するようになりました

親族や故人の近親者を招き 僧侶に読経を依頼し、皆で故人を偲びます

法要は 亡くなってから七日ごとに 七回行われ
その後 百ヵ日、新盆、月忌、年忌法要など
節目ごとに行われます


【中陰】
故人を偲ぶ法要は インドの輪廻転生に由来します

インドでは 死んでから 次の生を受けるまで「幽体のような状態」になると信じられていました

この状態を 中陰または中有(梵語 antarā-bhava アンタラー・ババ)と呼びました

インドで生まれた仏教でも この思想は引き継がれました

「幽体のような状態」は七段階に分かれ 七日毎に生前の罪が裁かれると信じられていたので 故人の来世が良くなるよう 裁きにあわせて七日毎に 遺族は追善供養を行いました
 


【中国 十王信仰】
中陰の思想が中国へ伝わると 民間信仰と習合しました

その結果 十人の王が 裁判官として死者を裁くという 十王の信仰が成立しました

【日本 十三信仰】
中国の十王信仰が日本へ伝わると 日本独自の発展を遂げました

鎌倉時代には、日本独自の思想「本地垂迹」の影響から 十王の信仰に対し十の仏があてられ、江戸時代には、更に三王・三仏が追加され 十三仏の信仰が成立しました

以下は その一覧です

【中陰法要と十王 対比】
初七日(しょなのか) 初願忌(しょがんき)
泰広王:しんこうおう(本地)不動明王 

二七日(ふたなのか) 以芳忌(いほうき) 
初江王:しょこうおう(本地)釈迦如来

三七日(みなのか) 洒水忌(しゃすいき)
宋帝王:そうたいおう(本地)文殊菩薩 

四七日(よなのか) 阿経忌(あぎょうき)
五官王:ごかんおう(本地)普賢菩薩

五七日(いつなのか) 小練忌(しょうれんき)
閻魔大王:えんまだいおう(本地)地蔵菩薩 

六七日(むなのか) 檀弘忌(だんこうき)
変成王:へんじょうおう(本地)弥勒菩薩 

七七日(なななのか) 大練忌(だいれんき) 
四十九日・満中陰
泰山王:たいざんおう(本地)薬師如来

百か日(ひゃっかにち)
平等王:びょうどうおう(本地)観音菩薩 

一周忌
都市王:としおう(本地)勢至菩薩

三回忌
五道転輪王:ごどうてんりんおう(本地)阿弥陀如来 

七回忌
蓮華王:れんげおう(本地)阿閦如来 

十三回忌
祇園王:ぎおんおう(本地)大日如来

三十三回忌
法界王:ほうかいおう(本地)虚空蔵菩薩


【その後の法要】
その他、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌など
定められた年に、年忌法要が行われます

一般的には 三十三回目か五十回目を
最後の法要(弔い上げ)としています


【法要のすすめ】
現代では、葬儀の日に 初七日をまとめたり、法要を省略することも 少なくありません

しかし 縁の深い人々と共に、法要を開くことは
「自分自身」の由来や 人との「ご縁」について 感じたり考えたりする 機会となるでしょう

大蔵院の法要

【大蔵院の法要】
ここでは 当院の法要について 説明致します


【特徴】
・法要は 1名様から受け付けております

・20数名まで 参加いただけます

・諸々の準備はお寺が用意しますので 手軽にご利用いただけます

・寺で行う法要なので 斎場やホテルなどでかかる「設営代」「僧侶の車代」など諸経費は不要です

・当院は駅から徒歩圏内で 電車利用も可能です

・お寺の駐車場を ご利用頂けます(約10台)

・当院はバリヤフリー化しています 歩行が不安な方や車椅子の方でも安心して参加いただけます

・ポット、急須、湯飲み、お茶をお寺で用意しています(無料)

・法要の時間は 一時間弱です

・椅子に座って頂いてます 正座の心配はありません


【法要の流れ】
開始時刻前
 施主様:準備(お位牌の設置・供花を飾るなど)
 
 参列者様:本堂の待合席にて待機

開始時刻
 全員:法要の席に 着席
  ↓
 住職が入場・読経
  ↓
(読経の途中)
 焼香
  ↓
 住職による挨拶(法話)
  ↓
 施主による挨拶
  ↓
(任意:お墓参り・食事会)
  ↓
 解散


【 ご用意頂くもの〈必須〉】
一(お寺・僧侶への)お布施
 
二(祭壇に供える)お花

※お花は お寺に依頼する事も可能です
その場合、お花の実費(¥6000前後)を頂いています


【各自(任意で)ご用意頂いてるもの】

・ 数珠

・ 位牌

・ 過去帳

・ 遺影

・(祭壇に供える)お供え物

・(お墓へ供える)お花 / 線香 / ろうそく

・(参加者への)引き出物


【その他】
その他 ご要望があればご相談ください


【ご案内】
広い本堂で行われる法要は 自宅や斎場またはホテルとは異なる雰囲気です 故人を偲ぶ法要を 寺院で行っては 如何でしょう


【お問い合わせ】
不明な点などが ありましたら お気軽に問い合わせください
大蔵院: 078-911-2131

希望日時がある場合は 早めの問い合わせをお勧めします

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