1. HOME
  2. 一覧
  3. 仏教
  4. 舎利礼文 現代語訳

舎利礼文 現代語訳

舎利礼文 (しゃりらいもん)


身体、身骨、遺身といった意味の
サンスクリット語 śarīra音写
舎利(しゃり)です

複数形のśarīrāḥ
舎利羅(しゃりら)と音写されます
.
仏教では
お釈迦様の遺骨を指し
これを仏舎利と言います
.
舎利礼文は
仏舎利
真理そのものとしての仏
仏塔
を礼拝するお経です
.
.

舎利礼文
 舎利は、梵語を翻訳して
骨身、あるいは霊骨の意味とされます。
.
舎利には、
骨舎利・髪舎利・肉舎利の
三種類がありますが、
特に お釈迦さまが入滅して残された
お骨を 仏舎利といって
尊称しています。
.
禅宗では、
お葬式のときなどにお唱えします。
.
このお経は、
我々の熱心な信仰心の力と、
仏さまから加わる神力により、
菩提心を発し、
菩薩の行願を果たそうとするものです。
.
何はさておき、強い信心をもって、
一心に仏さまを礼拝しましょう、
というものです。

臨黄ネット

.
.
.
ひらがな:臨済宗の読み方
漢文
現代語意訳
.
.
.
.
.
しゃりらいもん

舎利礼文

.
.
いっしん ちょうらい
一心 頂礼
一心に 最上の敬意を表します


まんとく えんまん
万徳 円満
あらゆる徳が満ち足りた


しゃか にょらい
釈迦 如来
釈迦如来に


しんじん しゃり
真身 舎利
悟られた御体の遺骨(仏舎利


ほんじ ほっしん
本地 法身
根本の法・真理


ほっかい とうば
法界 塔婆
現象領域(Dharmadhatu)
仏塔(stūpa)


がとう らいきょう
我等
(舎利・法身・塔婆に)
私は等しく敬礼します


いが げんしん
為我 現身
私の為に(真理・仏が)身を(あら)わし


にゅうが がにゅう
入我 我入
(真理・仏が)私に入り
(真理・仏に)私が入る


ぶつがじ こ
仏加持
仏の加護により


がしょう ぼだい
我証 菩提
私は 悟りの境地を(体得)する


い ぶつじんりき
神力
仏の不可思議な徳のはたらき(威神力)を以て


りやく しゅじょう
利益 衆生
生きとし生けるものに 恩恵を与える


ほつ ぼだいしん
菩提
(生きとし生けるものは)
悟りへの心を起こし


しゅう ぼさつぎょう
菩薩
求道者の振る舞いを修得し


どうにゅう えんじゃく
同入 円
同じく入る 悟りの境地に


びょうどう だいち
平等 大智
平等で 深大な智慧の境地に


こんじょう ちょうらい
今将 頂礼
今まさに 最上の敬意を表します
.
.
.
.
.

(じゃく)

明石の禅寺 大蔵院
経典 記事一覧

.
金剛般若経
般若心経(大本・小本)梵語
.
観音経
延命十句観音経
.
大悲呪
開甘露門
.
消災呪
仏頂尊勝陀羅尼
.
証道歌
.
中峰和尚座右の銘
興禅大燈国師遺戒
.
白隠禅師坐禅和讃
雲水和讃

木槿の写真





© 2022 kenkozan Daizoin

般若心経
大悲呪
昔の本堂の様子と 新本堂を再建する様子

[instagram-feed feed=1]

error: Content is protected !!